2011.03.30(水)

ノラ猫たち ~ ファンタ ~

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ファンタがいない。

「ファンタ」は多分、「ママ」の子。
まだ生後6~8ヶ月の若いメス猫。
警戒心が強く、寄るとすぐ逃げてしまう。

メス猫なら早い子では生後7ヶ月でもう出産をする。
だからファンタも早く不妊手術してやりたいのに、なかなか捕まらない。
そうこうしているうちに、ああ、やっぱり。
ファンタのおなかがだんだん大きくなってきてしまった。

TNR活動していて歯がゆいのは、ある時たまたまノラ猫を見付けたからといって
捕まえていきなり病院に連れて行くわけにはいかない。
「手術」なのだから事前の予約が必要で、その予約日に猫を捕まえて連れていく。
でも相手はノラだから、予約した日に姿を現してくれるとは限らない。

2月25日に手術の予約がとれた。
その3日前にいつもファンタがお昼寝している場所へ行く。
日だまりでグッスリ寝ているファンタ。
私に気付き、ビックリして飛び上がって逃げて行ったファンタのおなかが・・・!
もう今日明日産んでもおかしくないほど膨れ上がっていた!

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お昼寝中のファンタ。
この後私に気付き逃げて行ってしまった。



「お願い~!あと3日待って!!!」
心配で次の日もいつもファンタのいる場所へ行ったのだが・・・
もうそこにファンタの姿はなかった。
そして捕獲当日の25日にも、ファンタは姿を現さなかった。


きっとどこかで産んでいるのだろう。

産むことを阻止したかったんだけど、でも、
本当は産んでくれていいんだよ。
子を産むあなたには、何の罪もない。
まだ幼さの残る甘い丸い顔をしたファンタ。
ファンタ、あなたの子なら、きっとかわいいだろう。

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私が怖れているのは、子猫を産んでしまっていることではなく、
無事に出産できたかどうか。
ノラ猫の子は死産だったり育たなかったりする子も多い。
ましてや若い猫の初めての出産だとすれば、母体の危険性も高いだろう。
私はファンタに、無事でいて欲しいのだ。

いつもメス猫が好んで出産する場所がある。
そこは倉庫会社で、そこの事務員さんは猫好きでいつもエサを用意してやっている。
「もしもまたここで子育てしている猫を見掛けたら教えて下さい」と
以前からお願いしていたので、聞きに行ってみたら、
「そんな猫はいませんよ。ハイ、ハイ、御苦労さまー!」と
まさにノラ猫を追っ払うかのように私は追い払われた。

たまたま機嫌が悪かったのか、猫嫌いの人がそばにいて猫の話をするのがまずかったのか
知らないが、今までの態度との落差に驚いた。
でも、
ノラ猫たちこそがいつも、こんな、
人間からの理不尽で身勝手な態度に翻弄されているのだろう。

エサをくれるかと思えば、「今日は休みだ」「今日は猫嫌いの人が見てるから」と
毎日くれるわけではない。
いつも撫でてくれるのに、「今は忙しい」「今はそんな気分じゃない」と
すり寄っても相手にされないこともある。

人間は勝手だ。



その後も私はファンタを探して町をさまよっている。

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  いつでも捜しているよ どこかに君の姿を
  自販機の下
  路地裏の塀
  こんなとこにいるはずもないのに・・・


いいや、ファンタはいつもそんなところにいた。

なのに、いないのだ。


もう一度、ファンタに会いたい。


│posted at 16:16:50│
2011.03.25(金)

タマちゃんの独特なポーズ

猫の世界で「スコ座り」と言われるポーズがあって、
手をダランとさげて両足をパッカンと開放して座る座り方がそれである。

こんな感じの座り方↓
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全ての猫がこのポーズをするわけではなく、スコティッシュ・フォールドという種類の猫独特のものらしい。(ちなみに上の写真は近所のノラ。)


そういえば、うちのタマちゃんも結構独特なポーズをとる。
たとえば、これ↓
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多分ふつうの猫は、こんなにキチンと両足を揃えることはあまりないと思う。

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ふつうの猫がこういうポーズをとる場合、もっと左右の足がバラバラだったり、両足をパッカンと開いたりする。
タマちゃんの場合は両足が揃っていて、かつ、かかとが90度に曲がっている点が独特だと思う。
こんな格好するのは、タマちゃんの左足が股関節からはずれてしまっている(昔あった交通事故の後遺症)ことと関係しているんだろうけど、この足を「ピョンコ足」と呼んで私は気に入っている。
両膝の黒ブチ(「ひざパッチン」と呼んでいる)が揃う点もかわいいし。


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ジュニア「あいつ、器用だな・・・」


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タマ「この足が、そんなに珍しいかしらね。」



あと、タマちゃん独特の寝方、「ペタ寝」。↓
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あごから胸にかけてまっすぐ地面に置いちゃう。
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犬はよくこういう格好するが、猫はあまりしないと思う。
少なくともジュニアちゃんはしない。

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「ペタ寝」する犬と猫


あと、独特ではないけれど、かわいいタマちゃんの
「レディーの寝顔を見ないでよ」ポーズ↓
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タマ「見ないで、見ないで、見ないでぇー。」
ジュニア「見てねェよ。」



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日向で猫が寝ている風景。
猫飼いが幸せを感じる一時です。

│posted at 20:12:40│
2011.03.22(火)

ノラ猫たち ~ ママ ~

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「ママ」は年に3、4回も子を産んできた。
だからママのいる近辺にはママの子ばかり。

↓どれも「ママ」の子
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私が調査を始めた頃も、ママはまだ生後2ヶ月ほどの子猫にオッパイをあげていたので、
「子育て中だから妊娠はしていないよね。子育て中に捕獲しちゃうのはかわいそうだから」と、
ママの捕獲を先延ばしにしていた。

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ママ授乳中


今年に入って1月の中旬、エサやりさんが
「ママ・・・ 多分、妊娠してる・・・!あのお腹は妊娠してる!」とアセりの色。
「まだ子育て中なのにまさかね。ただのデブだろう。」と私は思いつつも
2月初旬の雪降る寒い日、ママを捕獲、不妊手術してもらったら・・・
やはり妊娠していた!
あと20日もしたら産まれるところだったそうだ。

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1月下旬に撮ったママ(右)の写真。
ものすごくおなかが横に張っている!
この様子を見てもまだ「太ってるだけだよネ・・・」と思っていた私。
今思えば、いいえ!これは確実に妊婦さん。



ママの子は皆すごくかわいい。ママの子の子もすごくかわいい。
だから近所の方々に見初められて、子猫のうちにもらわれていなくなる子もいるけれど、
ご縁のなかった子はノラだ。
このまま産ませていてはノラ猫は確実に増えてゆく。
実際にここまで増えちゃったのだから、ここで止めなければならない。
だから、妊娠していたメスを捕まえることができた時、私はホッとする。

ホッとするのだけれど・・・

不妊・去勢とは、
この地球に生命が誕生した時からずっと続いてきた命のリレーの一つを、
ブツッ・・・と、
断ち切ってしまう作業。
「もう、この子の血を受け継いだ子は、この世に誕生しないのだ」と思うと、
少し寂しい気持ちにもなるんです。


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│posted at 15:00:11│
2011.03.18(金)

必ず来るよ

わしじゃ!シズ夫じゃ!
わしな、こないだ左耳取っちゃったじゃろ。
じゃからその後も病院通いが続いちょるんじゃー。
いつもは駅まで車で送ってもらっておったんじゃがな、
今は、ホレ、ガソリン節約した方がええじゃろ。
じゃからわしも駅まで歩くことにしたんよ。

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「駅まで歩くかのっ」
(おじいちゃんは抱っこされ、歩くのは飼い主の方ですが。)

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「ちょっと休憩じゃ」

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「もうすぐ駅じゃ!」

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「神奈川県動物愛護協会サンに到着~」
シズ夫はここの付属動物病院で診てもらっています。



地震の後も動愛の皆、変わらず元気そうじゃのっ。


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老犬のM.ダックス「エイペック」と「ウコちゃん」、
仲良く日向ぼっこ。

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動愛も節電!
ホカペがついていないので猫たちは寄り添い合って寒さしのぎ。


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寄り目がかわいいハクビシンの「倉之助」

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キリリ。「嵐」

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甘え中。「しろえもん」

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地震なんかヘッチャラだった子猫たち。

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この子たちは「動物の幸せを結ぶ会」で保護されていた子ですが、そちらと協力させていただくことになり、「はなこ」と「愛五郎」と「ジョニー」は動愛での保護となりました。
★「動物の幸せを結ぶ会」HP
↑こちらのHP内の「犬の飼い主様募集」のページに、
 「はなこ」と「愛五郎」の紹介が出ています。2匹とも良い子です!
 「ジョニー」は「埼玉鴻巣ブリーダー崩壊」のレスキュー犬です。
  とっても悲惨な状況にいた子なのに、甘えん坊でかわいいです。
 ブリーダー崩壊については上記HP内にその惨状の詳細が出ています。
 ご覧ください。
 



3月17日にはな、福島県から非難してきたワンコたち
(老柴犬サンとM.ダックスさんとビーグルのMIX犬サン)も来よったよ。
この子の飼い主さんたちはな、「非難せい」言われてこちら(関東)に
来れたのは良かったが、避難先はペットが飼えない状況じゃったから、
この子たちを動物愛護協会サンに一時的に預かってもらうことにしたそうじゃ。

急に飼い主さんと離れ離れにさせられてもうて、
知らない場所で暮らすことになってもうて、さぞかし不安じゃろなー。
わしもな、捨て犬じゃったきに、同じような気持ち昔味わったから、分かるんじゃー。

そして、今、被災地にはもっともっと不安な気持ちで過ごしているペットたちや
その飼い主さんたちが、たくさんたくさん、おるんじゃろなー・・・


でもな、必ず来るはずじゃ。

また普通に暮らせる日が。
またのんびりお昼寝できる日が。

わしもな、捨て犬になった時はもうダメかと思うたよ。
辛くって悲しくって、幸せだった日々がなつかしいばかりじゃった・・・

でもな、今、また、わし、のん気にお昼寝して暮らせとるんじゃー。
こんな日がまた来るとは思わなんだが、
でも、来たんじゃー。

じゃからな、みんなのもとにも必ずまた来るきによ。
笑顔で暮らせる日々が。

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│posted at 23:33:49│
2011.03.13(日)

地震!神奈川県動物愛護協会は無事でした。

3月11日の地震、真っ先に気付いたのはぽちゃり。
普段から震度1程度でも気付くほど地震には敏感だから、オロオロと怯えた。
でももっとうろたえたのは私。
ジュニアは一人寝室へ駆け込み布団の中に避難。
タマちゃんはぼーっとしている。

「おじいちゃん!」
シズ夫がいるソファに駆け寄り、さすってやってそばに居ることを知らせる。
ぽちゃりとタマちゃんもやってきた。
4人(匹)で寄り添い、ひたすらこれ以上揺れないことを願う。
それしかできなかった。怖かった。

動愛(神奈川県動物愛護協会)は大丈夫だろうか・・・。

そればかり思った。

関東の揺れは、東北地方に比べればたいしたことのないものだったろうが、
なにせ動愛は築50年以上のボロい建物。
普段から鉄格子がはずれちゃったりコンクリートが崩れたりしているから、
この揺れで部分的に崩壊しているのではないか・・・?

次の日、動愛に行ったが、全く無事だった。

地震の最中、うちの子たちを守ることに必死(と言っても何もできなかったんだけど)だったが、私にとって心の中での「うちの子」である動愛の柴犬「嵐」のことも、それはそれは心配したのだ。
翌日嵐に会えた時は涙ぐんだ。
嵐はいつものように巻きしっぽをピコピコふり、目をキラキラさせてこちらを見上げていた。


今回の地震、まだ被害の全容はあきらかではないけれど、多くの人、多くの動物たちの命が失われたことだろう。
そのことを思うと胸が痛む。



│posted at 17:20:32│
2011.03.10(木)

わし、ゴッホになってもうた

わしじゃ!シズ夫じゃ!
わしな、実はな、左のお耳、なくなってもうてん。

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わし、左耳のまわりに何度も腫瘍ができてもうてな、この1年の間に5回も手術したんじゃー。
ほんでもってな、今回できてもうた腫瘍はな、お耳の付け根にできてもうたきに、どうしても腫瘍と一緒にお耳も取らにゃならんかったんよー。

わし、男じゃきに、お耳がなくなったくらいでヘコんだりせんよ!

それにな、クロス殿がな、お耳、貸してくれるんじゃ!

「クロス殿」↓
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「クロス殿」はな、わしの今の飼い主さんが子供の頃からずーっとかわいがってきたスヌーピーのぬいぐるみサンじゃ。(HP「気がつけば白黒」「うちのぬいぐるみNo.5」参照)

クロス殿はな、もうずっとずっと前に、お耳が取れてもうてん。
でもその取れたお耳はな、「ワンサ殿」(HP「気がつけば白黒」「うちのぬいぐるみNo.4」参照)が大事に保管してくれとるんよ。

「ワンサ殿」↓
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そのリュックの中↓

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クロス殿はな、ちょっとしたお出掛けの時にはな、そのお耳を付けるんじゃって。

↓(左)普段のクロスー (右)お出掛けの時のクロスー
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じゃからわしもな、同窓会に出る時なんかには、そのお耳借りよう思うちょるんよ。

クロス殿のお耳が、どうして取れてもうたかっちゅうと、かわいがられ過ぎたからなんじゃって。
お耳が取れてしまうのは、かわいがられた証拠なんじゃって。
じゃからな、わしのお耳が取れてもうたのもな、かわいがられた証拠なのじゃ!

今はまだ抜糸も済んどらんきに、またカラー生活じゃが、
このカラーさんも言うておるとおり・・・
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HAPPY LIFE じゃよ!
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シズ夫ちゃん2月28日に5回目の腫瘍摘出手術をし、その際左側の外耳部分も切除することとなってしまいました。
毎回ですが、手術したその日の夕ごはんもちゃんと食べ、すぐに元気を回復するスーパーおじいちゃんです。
おじいちゃん、腫瘍できてもいいから、お耳なくてもいいから、ずっとずっと居て下さいね。


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「まだお耳が付いとるなんて、ぽんわ殿はかわいがられ方が足らんのっ。」


│posted at 12:54:53│
2011.03.06(日)

新カテゴリー「ノラ猫たち」だよ!

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去年の年末に起きた悲しい出来事をきっかけに、私は、「もうこれ以上、こんな悲しいノラ猫を増やしたくない」と思い、近所のノラ猫たちへのTNR活動を始めた。
(「TNR」については2月22日の記事参照)
去年の年末から今日までに、実に35匹のノラ猫たちを捕獲!
神奈川県動物愛護協会付属動物病院にて不妊・去勢手術をしてもらい、(動愛病院で実施している「ノラ猫減らし隊」の会員になると、ノラ猫の不妊・去勢手術を安くしてもらえるのです。)皆、元の場所に戻した。

まだ済んでいない子もいるし、他の地域から移動してくる子、心ない人が捨てていく子も出てくるだろうから、今後もこの活動は続く。

私は普段、ノラ猫のエサやりはしていないので、捕獲するにあたっては事前に猫が集まる場所に何度も足を運び、ノラ猫1匹、1匹を把握し、エサやりの方々から情報を得、いろいろ調査をした上で捕獲を行ってきた。

おかげでノラ猫の知り合いがたくさんできた。

町を歩けば、

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「あざーっす!」


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「あ、あいつだ・・・」 「目を合わせないようにしよう・・・」


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「あ、その節はどうもー」


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「またあんたなの?なにしに来たのよ?」


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「一緒に日向ぼっこしな~い?」


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「ゲゲッ!またあいつだよ、兄ちゃん!」
「うん、またあいつだ、弟。」


皆には怖い思いをさせてしまったから、その後元気でいてくれる姿を見ると嬉しくなる。
そして、もうこの子はこれ以上、「ノラ猫」という苛酷な生活を強いられる子孫を増やさないと思うと安心して見ていられるのだ。

今後は、TNR活動を通して出会った猫たちの物語も、少しづつ記してゆきたいと思う。

│posted at 19:32:20│
2011.03.03(木)

海じゃ!

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「わし、海に来ちゃったよ~~~!」


おじいちゃん、初めて海にやってきました。


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おじいちゃん、疲れちゃったようで帰りの車中、ぐっすり寝てました。

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はしゃいでいたのはぽちゃりの方ですが。

│posted at 09:24:09│
登場人物 1

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ぽちゃり(POCHARI)
オス犬 乙女座B型
ベロ長足長鉄道マニア
好きな食べ物:バームクーヘン

 
登場人物 2

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ジュニア(JUNIOR)
オス猫 牡羊座AB型
顔は良いけど心は悪い
趣味:女装、呪術

 
登場人物 3

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タマやん(TAMA)
メス猫 山羊座 FIV(猫エイズ)陽性型
ノラの国からやってきた
極秘情報:実は二児の母
2012年6月 没

 
登場人物 4

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シズ夫(SIZUO)
オス犬 水瓶座A型
元気なおじいちゃん
特技:パンダの赤ちゃんのものまね
2013年4月 没

 
登場人物 5

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マオチュケ(MAOSUKE)
オス猫 牡牛座A型
永遠の少年
言っておきたい事:キジトラじゃないの。
キジシロよ!

 
登場人物 6

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飼い主1
69年生まれ 女
当blog管理人
特徴:ガニまた

 
登場人物 7

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飼い主2
68年生まれ 男
ぽちゃりのお抱え運転手
好きな食べ物:キャベツ