2009.12.30(水)

忘年会、来てよね

三毛猫の「一美(いちみ)」をうちの子にしようと決めた直後の12月9日の朝、一美は死んでいた。
最初はノラ時代いつも一美が姿を現していた場所(土手にかかる橋のたもと)が一美にとっては安心できる場所だろうから、そこに一美の亡骸を埋めようかと思ったのだが、やはり、うちの子として遺骨を持っていたいと思ったので、ノラ時代の一美をよく知るホームレスのKさんにも了承を得て、一美をうちで火葬に出すことにした。

葬儀センターの方が遺体を引き取りに来てくれるまでの間、本当は遺体を保冷剤などで冷やしておいた方がいいのだろうけど、ノラだった一美はずっと寒い思いをしてきたんだから、遺体でさえも冷やすことなんてとてもできなくて、タオルでくるんだままにしておいた。
亡骸になっても、かわいい、かわいい、一美。
この日私は一日中、泣いた。


12月11日のお昼、一美は帰ってきた。
白い小さな陶器の骨壷に入って。
一美が帰ってきたすぐ後に、私は買い物へ出た。
一美が大好きだった「みそ煮込み鍋焼きうどん」を買いに。
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一美と食べる鍋焼きうどんは本当に、本当に、おいしかった。


一美はノラ猫だったけど、我が家に来てからも不安を感じている様子はなかった。ケージから出してやるとトコトコと居間を歩き回りホットカーペットやソファの上で当たり前のように寝ていた。
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ソファで丸くなって眠っていた一美

だから、骨になってからもこの家に居させてやっても一美は嫌がらないでいてくれるだろう。


一美が居た間は一美のことを警戒して緊張しまくっていたタマちゃんだったけど、骨になった一美とはうまくやっている。

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タマ:「冬はホットカーペットの上で、ポンって押すとボーッてあったかくなるこの機械の前に居るのが最高。」

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タマ:「このあったかさ、ノラ時代は味わえなかったよね。」

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タマ:「あたしもノラだったから、分かるよ・・・。」



一美はいかにも「由緒正しきニッポンの猫」という感じの三毛猫だったから、一美には和風の首輪や和風のおもちゃを買ってやろうと思っていた。
だから今、一美の骨壷は一美によく似合いそうな和柄の風呂敷で包んである。


9年前、うちの子はぽちゃりだけだった。
1年後、ジュニアが加わり、おととしの初めにタマちゃんが加わった。
3匹になってから、うちの子たちはひそかに忘年会を開いている。
「今年の忘年会には一美ちゃんもお誘いしてあります。」とぽちゃり。
今年は4匹。にぎやかになるね。

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ぽちゃり:『みんなー、ちゃんと忘年会の出し物、考えてきてあるねー?』
ジュニア:『おまえはどうせまた「どじょうすくい」やるんだろー?』



│posted at 19:45:42│
2009.12.27(日)

わたくし、戻って参りました

神奈川県動物愛護協会は捨てられた犬や猫の里親を探す施設ですが、まれに、一度里親さんにもらわれていった子が、施設に戻されてきてしまうこともあります。
これは今から5年前、「家庭の事情で飼えなくなった」と捨てられてしまった
マルチーズの「コテツ」。
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当時、6,7歳でした。
かわいいコテツはすぐにもらわれましたが、そのもらってくれた方が今年の9月、「家庭の事情で飼えなくなった」と、コテツをまたこの施設に戻しにきたのです。

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現在のコテツ

もうコテツは11歳を超える老犬になっています。
心も体も弱くなっている老犬こそ、温かい家庭で過ごさせてやるべきです。年をとってから捨てられる子はかわいそうです。
再びこの施設に戻ってきたコテツは、かわいそうに、「自分の身に何が起こったのか分からない」といった様子でした。人の目を見ず常にオロオロと歩き回り、心細そうに泣いてばかり。
2か月くらい経った先月あたりからやっと少し落ち着き、人に甘えてくるようになりました。
人生で2度も「捨てられる」経験をさせられたコテツを、もう絶対裏切らないでくれる里親さんが現れることを切に願っています。
尚、現在のコテツ、見た目がベリー・ミニチュア・ヤギみたいですが、カットのせいでそう見えるだけで、ちゃんとしたカットをすればかわいいマルチーズになりますよ。


さらに、

17年もの間飼われていたのに、17歳になって、捨てられてしまった子もいます。
猫のドレミちゃん。
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17年前、子猫のドレミをもらってくださった里親さんが今になって飼えなくなってしまい、先月動愛に戻されてきてしまいました。
最初は人を警戒して「シャーシャー」威嚇の声をあげ猫パンチをかましてきましたが、なにせ老猫、パンチもヘナヘナ。今ではすっかり慣れ、撫でてやればゴロゴロスリスリ・・・

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そしてドレミの毛はホワッホワで本当にかわいいんです!こんな子がうちにいてくれたら、家中幸せで満たされるのにな?って思います。

犬や猫は昔からいつも人の一番そばにいた動物。だから「年をとった犬猫はなつかない」なんてことはありません。老犬・老猫こそ、そのおっとりのんびりした様子がかわいらしく、すばらしい家族になってくれます。
│posted at 17:09:22│
2009.12.23(水)

一美のこと

「一美」と書いて「いちみ」と読みます。
「かずみ」じゃないよ、「いちみ」だよ。
それは、土手にいたかわいい三毛猫の名前。

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2009年12月2日の朝、ぽちゃりとの散歩中の出来事。
川沿いの土手にかかっている橋のたもとで時々見かけるノラの三毛猫ちゃん。小さい体、真ン丸お目々の三毛猫ちゃん。ぽちゃりが近寄っても全然逃げない。撫でてやれば目を細めるかわいい三毛猫ちゃん。
ついこの間、カラスにエサを横取りされているところを助けてあげたんだけどその時はいつも通りのパッチリお目々をしていたのに、今日は眼ヤニで両目がふさがっちゃっている!
鼻もグズグズ、くしゃみをクシュックシュッ。
ちょっと風邪をひいてしまったんだろう。明日の天気予報は冷たい雨。こんな状態で雨に打たれたら悪化させてしまう。風邪が治るまでうちに入院させてやろう。3日か、長くても一週間くらい・・・

病院に連れて行って体重を測ったら1.8Kgしかなかった。
それにひどい脱水症状。注射を打って点滴してお薬出してもらった。

翌朝、外は予報通り雨。
こんな病気の猫ちゃんを外で過ごさせることにならなくて良かったんだと少し満足すると同時に、その引き受けてしまった命の重さに、少し戸惑う私がいた。

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それからは治療の日々。
クシャミが減ってきたり、血液検査をしたらエイズ・白血病は陰性だったり、嬉しいこともあったけど、激しい下痢は治まらない。一日6回も7回も下痢をする。鼻水・涙目も治まらない。
そして、まったく食べてくれない・・・

三毛ちゃんがいつも居る橋の下で暮らしているホームレスのおじさんに話を聞いてみた。

「あの三毛は2,3年前から見かけてる。おとなしくて人に慣れてるから通りすがりの人が時々エサをあげているみたいだけどカリカリも缶詰もあまり食べない。
1年ほど前、いつもあの子にエサをあげに来ていた親子連れがあの子を家に連れて帰ったのに、数ヵ月後、またここに戻しに来た。それっきりその親子の姿も見ない。
2週間ほど前から眼ヤニだらけでおしりがいつも汚れていた。病気なんだ。」

こんな話だった。
この子の食が細いのは元々らしいが、食べないのに下痢ばかりしてたら弱ってしまう・・・。

食べない日が続いていた4日目のお昼。
私が「みそ煮込み鍋焼きうどん」を食べていたら三毛ちゃんがニャアニャア鳴きながらすごい勢いでピョンピョンッとテーブルの上に乗ってきて、鍋焼きうどんに顔を突っ込み、ガッツガッツと食べ出した!!
こんなもの猫にはよくないけれど、何も食べないよりはマシだろうとある程度食べさせてやったが、おみそやうどんはまだいいにしても、薬味に一味唐辛子を入れてしまっていたことを私は後悔した。


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ジュニアと三毛ちゃん

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タマちゃんと三毛ちゃん
この時タマちゃん実は極度に緊張。直後にゲロを吐いた。



風邪が治ったらノラに戻そうと思っていた。でも偏食な上に下痢体質。
こんな子をノラに戻すのは忍びない。かといってうちはもう、タマちゃん・ジュニア・ぽちゃりでいっぱいなんだよ。もらってくれる里親さん探そうか。でもこういう猫をもらってくれる人なんて、そうそういないものなんだよ・・・。
三毛ちゃんはホットカーペットの上でかわいいイビキを立てながら眠っていた。

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12月8日。
三毛ちゃんがうちに来て6日が経った。
名前、何にしよう・・・。
鍋焼きうどん食べちゃったから「うどんちゃん」。
いや、一味唐辛子入りのうどんを食べちゃったから「いちみちゃん」!
でも「一味」じゃなくて「一美」にしよう。
一番美しいから「一美」。いい名前だ。
三毛ちゃんにあげるための猫缶をいっぱい買ったスーパーからの帰り道、私は一人そんなことを考えていた。

この日も夕食はまったく食べてくれず、ベッドの中でうずくまっていた。
夕方点滴を打っておいたから無理に食べさせることもないだろう、と、そのまま寝かせてあげることにした。

数時間後、三毛ちゃんが何やら「ニャゴニャゴ、ウゴウゴ」声をたて出した。
ケージの中をのぞき込んだら、横になってかわいい両手をベッドの脇にチョコンと乗っけたまま寝ている。
「あの子、寝言言ってるんだ。かわいいなあ。」

かわいいなあ。

うちの子にしよう。

私は、そう、心の中で決めた。


翌日の朝、三毛ちゃんのいるケージをのぞき込んだら昨日寝言を言ってた時と同じ姿勢のままで寝ている。

同じ姿勢・・・

「しまった!」と思った。

急いで三毛ちゃんの体に手を当てる。

冷たくて、動かない。

死んでいた。


「うちの子にしようと思ってたのに!名前だって決めてたのに!
一味唐辛子の“いちみ”。一番美しいって書いて“一美”。
そうしようって決めてたのに!
まさか死ぬなんて!
一美、一美ーーーーーー!!!」

昨晩聞いた声は寝言なんかじゃなかったんだ。あれは死ぬ間際の、断末魔の声だったんだ。


命名した日が命日となってしまった一美。
一週間しかうちに居なかった一美。
でも、一美は確かにうちの子だった。家族だった。
だから下痢でもいいから、人間の食べ物しか食べなくてもいいから、生きていて欲しかった。


生前の一美に関わってくれていた人たちに一美が亡くなったことを告げると、皆
「ノラだった子が最後温かいおうちで暮らせてよかった」
「死んで泣いてくれる人がいてあの子は幸せよ」
と言ってくれて少し慰められるけど、
だけど私は、もっと一美と暮らしたかった。

一美、一美、もう一度会いたい・・・。



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生きている一美を撮った最後の1枚。
うちの子が皆写っている。一美は確かにうちの子だった。


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一美最後の写真。
一美の遺体に寄り添うぽちゃり
「一美ちゃん、遊びましょうよ。ねえ、一美ちゃん・・・ ・・・」
│posted at 16:38:33│
2009.12.16(水)

表情豊かなジュニアちゃん

ご本の読み聞かせをしてもらっているジュニアちゃん。

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│posted at 10:48:13│
2009.12.08(火)

実のある話

ここでも何度か紹介している映画『犬と猫と人間と』、渋谷での上映は終了しましたが現在は神奈川県は横浜と川崎、東京は吉祥寺で上映開始しております。その他大阪、京都、広島、福岡、愛媛、北海道でも上映中です。詳しくは映画『犬と猫と人間と』公式サイトの「劇場情報」でご確認ください。
→映画『犬と猫と人間と』公式サイトへ

さて、劇場では映画『犬と猫と人間と』のパンフレットが売られていますが・・・
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このパンフの裏表紙の写真、実は私が撮ったものです。エッヘン。
題して「赤い実としろえもん」
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その続編、
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「赤い実食べちゃお しろえもん」

そして別バージョン

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「オレンジ色の実と嵐」


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「アスパラの実とジュニアちゃん」

そして

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「いろんな実つけちゃってるぽちゃり」

さて、裏表紙はともかく、

このパンフレットの表を飾っているあの犬と猫の写真は、20年間毎日多摩川へ通い続け、そこの猫たちとホームレスさんの手助けをする活動をされている写真家小西修さん(映画にも登場されています)のものです。
神奈川の「川崎市アートセンター」では現在映画の上映と共に小西修さんの写真展も開催されています。是非足をお運びください。
→小西修さんのHPへ
(小西さんのブログの12月4日の記事にはこの写真にまつわるエピソードも書かれています。)

│posted at 09:52:45│
2009.12.04(金)

隣の人は・・・

秋深き 隣は何を する人ぞ


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そんな顔しなくても・・・。



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ゴン太の顔がだんだん悲しくなっていく・・・


秋深き 隣の人は ちょとにおう


*ジュニアとタマちゃん以外は神奈川県動物愛護協会で保護されている里親募集中の子たちです。
│posted at 18:06:55│
2009.12.01(火)

もみじ

文部省唱歌

『紅葉(もみじ)』


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♪ あ~きの ゆうひ~に~

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♪ べ~ろ~な~が~ ぽ~ちゃあり~

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♪ こ~いも う~す~い~も~

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♪ べ~ろ~な~が~ ぽ~ちゃあり~

091202e
♪ ま~つを い~ろ~ど~る~

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♪ べ~ろ~な~が~ ぽ~ちゃあり~

091202g
♪ や~まの ふ~も~と~の~

091202h
♪ ベ~ロ~ も~よ~う~

091202i
│posted at 10:57:04│
登場人物 1

poimage

ぽちゃり(POCHARI)
オス犬 乙女座B型
ベロ長足長鉄道マニア
好きな食べ物:バームクーヘン

 
登場人物 2

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ジュニア(JUNIOR)
オス猫 牡羊座AB型
顔は良いけど心は悪い
趣味:女装、呪術

 
登場人物 3

tamayanimage

タマやん(TAMA)
メス猫 山羊座 FIV(猫エイズ)陽性型
ノラの国からやってきた
極秘情報:実は二児の母
2012年6月 没

 
登場人物 4

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シズ夫(SIZUO)
オス犬 水瓶座A型
元気なおじいちゃん
特技:パンダの赤ちゃんのものまね
2013年4月 没

 
登場人物 5

maosukeimage

マオチュケ(MAOSUKE)
オス猫 牡牛座A型
永遠の少年
言っておきたい事:キジトラじゃないの。
キジシロよ!

 
登場人物 6

neraimage

飼い主1
69年生まれ 女
当blog管理人
特徴:ガニまた

 
登場人物 7

ojiimage

飼い主2
68年生まれ 男
ぽちゃりのお抱え運転手
好きな食べ物:キャベツ